私は1年ほど前から1歳くらいのスコティッシュフォールドの女の子と一緒に暮らしています。 名前はこーとんと言います。シャイですが、私が帰宅するといつも玄関に迎えに来てくれるとても優しい子です。 彼女と私が出会ったのは1年前。
友達の家に遊びに行ったときに飼っていたスコティッシュフォールドに一目惚れした事でした。 小さい小耳に一途そうに見つめる二つの瞳が、小さな子どものようでわたしの庇護欲を満たしてしまったのです。 しばらく、こーとん目当てに友達と遊んでいましたが、その日は突然やってきました。 友達が実家に帰る事になってしまったのです。
家も引き払ってしまう為にこーとんを飼ってあげて欲しいと友達に頼まれました。 ここまでならとても嬉しい話なのですが、当時私は実家暮らしでしてので、猫嫌いの父が一緒に暮らしていました。 とてもじゃないけど、一緒には暮らせない。だけど、このままだと友達はこーとんを別の人に預けてしまうだろう。酷い飼い主だったらどうしよう。
そう考え込んでしまった私は、当時就職の内定が決まっていた事もあり、会社近くのアパートに引っ越す事を考えました。 両親にその旨を伝えたところ、父は全て世話をするなら飼ってもいいと許可してくれました。 こーとんの写真を見せたところ、父も一目惚れしたみたいで、一緒に暮らすようになった今では父も彼女にメロメロです。 そんなこーとんですが、最近元の飼い主である友達が家に遊びに来ました。
友達の顔は覚えてるのかなと不安でしたが、こーとんを抱える私の腕から逃れて友達の腕へジャンプして友達にニャアという鳴き声をあげているのを聞いて、安心しました 。
この子はシャイだけど甘えん坊だから、余り甘やかすとどんどん甘えちゃうから、気をつけるんだよと友達が言っていて、なんだか友達がこーとんのお母さんのようだなあと思いました。そして私はこーとんに甘えたり甘やかしたりしてばっかりで私がこーとんの子供のようだと実感し、気をつけないとという友達の言葉は間違いないと感じました。
こーとんにであって1年が過ぎました。甘やかしたりし過ぎたのか最近お腹がもっちりしてきたこーとんですが、会社から帰ってきた私をいの一番に駆けつけて癒してくれます。